ありかなしか
こんにちは。Atsuです。
毎週月曜、金曜更新( ˘ω˘ )
アリとキリギリス
夏のある日、
キリギリスが野原で歌を歌っていました。
すると、アリたちがぞろぞろ歩いてきました。
キリギリスが尋ねました、
「おい、アリくんたち。そんなに汗をびっしょりかいて、何をしてるんだい?」
アリは答えました。
「これはキリギリスさん、
わたしたちは食べ物を運んでいるんですよ」
「ふーん。だけど、ここには食べ物がいっぱいあるじゃないか。どうして、いちいち家に食べ物を運ぶんだい。おれみたいに、お腹が空いたらその辺にある食べ物を食べて、あとは楽しく歌を歌ったり、遊んだりしていればいいじゃないか」
「でもね。キリギリスさん。今は夏だから食べ物がたくさんあるけど、冬が来たら、ここも食べ物はなくなってしまいますよ。今のうちにたくさんの食べ物を集めておかないと、あとで困りますよ」
アリたちがそう言うと、
キリギリスはバカにした様に、
「キャハハハハハハッ」と、笑います。
「まだ夏が始まったばかり。
冬の事は冬が来てから考えればいいのさ」
そう答えると、また歌を歌い始めました。
それからも毎日キリギリスは陽気に歌って暮らし、
アリたちはせっせと家に食べ物を運びました。
夏が終わり、秋が来ました。
キリギリスは、
ますます陽気に歌を歌っています。
そしてとうとう、
寒い寒い冬がやって来ました。
野原の草はすっかり枯れ果て、
キリギリスの食べ物は1つもなくなってしまいました。
「ああ、お腹が空いたな。どこかに食べ物はないかなあ。・・・あっ、そうだ。アリくんたちが、食べ物をたくさん集めていたっけ。よし、アリくんたちに何か食べさせてもらおう」
キリギリスはアリの家にやって来ましたが、
アリは家の中から、
「だから、食べ物がたくさんある夏の間に食べ物を集めておきなさいと言ったでしょう。家には家族分の食べ物しかないから、悪いけど、キリギリスさんにはあげる事が出来ません」
と、言って、玄関を開けてくれませんでした。
キリギリスは雪の降る中で、
寒さに震えながら孤独でした。
今を怠けていると
後で痛い目に合うというお話です。
ですが、
僕はそうは思いません。
この本には違う物語が、、、
Like a KIRIGIRISU “保障のない人生"を安心して生きる方法
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是非( ˘ω˘ )
To be continued